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クロスのよじれ・シワありませんか  

 ついこのあいだ耐震改修工事をさせていただきました御宅のダイニングの天井に

下地から膨れた(浮いている)ラインが見え天井の貼替えをいたしました。

その天井面は2年前に改修工事で施工したところ。

下地の調整も仕上げもしっかりと管理し施工中の写真もあり問題はないはずでした。

しかし打ち合わせている最中にはなんともなくて、屋根工事が終わったらスジが出ていた。

日によって、時間によって出たりなくなったりするくらいですがいろいろ原因を考えました。

そこは1・2階の壁のラインが揃っておらず1階のダイニングを渡り(横切り)

2階の外壁ラインが乗っているところでした。

屋根を軽くしたことで2階を支えていた梁が荷重を減らし垂れていたものが元に戻り

天井を引っ張ったと思えお施主様に伝えました。


 そうして今日届いた 日経ホームビルダーという住宅建築のプロが観る雑誌にこんな記事がありました。

『何度直してもクロスがよじれる』という題で書かれていて、

クロスのよじれから構造のバランスが構造のバランスまでわかりやすく書いてありました。

乾燥してクロスが破れるのでなければ構造体が変形して下地のボードを引っ張りよじれて

仕上げのクロスに症状が出ます。


 新築したばかりで何棟もこの症状が出た会社が第3者に依頼をかけ調査。

図面からの判断で間取り中心のプランニングで1・2階の耐力壁が揃っていない。

2階の外壁が1階の室内を通っている。(弊社はこの原因)

2階に床のない空間(吹き抜け等)が広範囲にあり水平剛性が足りずどこかに力が集中する。

構造のバランスが悪い・・・等。

特に設計の時に注意する壁・柱の直下率についてなっていない。


 この会社の設計者の構造的センス・知識が足りず図面上の構造計算が自動でしてくれたもの

をそのまま通している。

そして構造伏図を自分で考えず・描かずで柱・梁を加工するプレカット会社に架構計算・設計を

丸投げする会社が増えてきているのだそうです。

新築に関しては確認申請の厳格化によって(当たり前だと思いますが)または自由を謳いすぎるため、

無理な間取り=無理な構造計画によるしわ寄せが弱いところに集まっている恐れがあるのです。


 リフォームでよくあるのは1階の外壁面より90センチ内側にずれている2階外壁。

1階に壁・柱が足りない。

これ等は多分このラインは構造的耐力壁はあるが有効ではありません。

筋交いはあるが配置バランスが悪く地震時に建物が捻れてしまう。

これでは内装をリフォームしてもよじれ等の症状は出る危険性が大きいですね。


特に以前に建てられたお宅では普段は問題ありませんが地震による横揺れ時には大きな問題が生じます。

仕上げのひび割れ、それは家が構造的にも危険のイエローカードを出しているのと同じです。


 実は自宅(15年前に建築)にも割れている箇所があります。

当時は柱・梁に乾燥材を使っておらず、後からの自然乾燥により

割れてそのままボードまでヒビが入ってしまう。 そんな現象です。


今はもう乾燥材が主流で流通しておりますがコストダウンの影響で

下地に手をかける事が減ってきています。

ここからも仕上げによくない影響をかけることがありますね。

そしてキレイに見せるデザインということで縁を付けず同一素材の仕上げでスッキリ見せる。

こんな時ほど下地作りにお金と時間を費やす必要になります。

私たちプロはこの説明をしっかりとしていかねばなりません。

クレームなる症状が出てから予算がなかったなどと言うことはできませんからね。



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